切れ痔の手術を受けました アラサー女の痔伝記②
前回、初診2分ほどで手術宣告を受けたという記事を書きました。
今回は、その続きです。
人によってはおどかす内容になってしまうかもしれないので、怖い思いをしたくない人はここでそっと戻るボタンを押してください。
処置が2回必要だと言われて絶望
あなたの場合、1回では取り切れないから、処置が2回必要だと言われました。
そんな、、1回ですべて終わらせてほしい。
しかも処置って何?手術のこと?手術2回ってこと???
ビビリーな私は、怖くて確認することもできず。
手術2回ではないと信じておこう。
なぜ切れ痔の手術が必要だったか
わたしの切れ痔は、出口の両端にいぼ(見張りイボ)としこり(肛門ポリープ)ができていて、便を出す場所が狭く硬くなっている状態でした。
硬くなっている部分を取り除かないと痛いままだということ。
たしかにここ1~2年、便が細くなってる自覚があったので納得しました。
腸が細くなって、便が細くなってるんだと勝手に思ってたけど、切れ痔だったんですね。
切ったらすごく楽になるよーと先生に言われて、実際ものすごく痛い状態だったので、そうだといいなという気持ちで手術を決意しました。
まあ、決意したというか手術以外の選択肢を与えてもらえなかったんですけどね・・・。
手術を受けるまではそこまでビビってなかった
手術を受けるまでに2時間猶予があったので、ネットで情報収集しました。
全然痛くないという情報が多めでしたし、麻酔が痛いと言っている人もいたけど、まあ一瞬我慢すればいいだけでしょと気楽に構えていました。
抜歯をしたときも麻酔が痛いって言っている人はいたけど、自分は全然大丈夫だったし歯医者みたいな感じだと勝手に想像。
もちろん怖い気持ちはゼロではなかったので、「嫌だなー、やっぱり行かないでおこうかな」と言う気持ちは何回か頭をよぎりました。
いざ手術
手術前に検査があると思ったのですが、いっさいなくその時は突然に来ました。
会ったばかりの看護師さんに
「ずっとそばにいてあげるから大丈夫」
と言ってもらえて、気休めみたいな言葉に安心している自分がいたことに驚きました。
麻酔が痛いと思うけど、息を吸ってゆっくりはくといいよと教えてもらいました。
そして、いざ手術。
局所麻酔は、ほんとうに痛かった。
もう想像以上。
二段階の痛さがあって、刺さったあとにさらに奥に刺さる感じ。
二段階目の痛さに耐えられなくて、「イタイ、イターイ、うう・・・」と声を出しながら泣いてしまいました。
泣かないって決めてたんですが、自然と涙が出てきましたね。
看護師さんが体をずっとさすってくれてて、「上手に呼吸できてるよ」と声をかけてくれたのが救いでした。
局所麻酔は4回ほど打たれたんですが、ぜんぶ痛かった。
しかも、麻酔があまり効いてなかったせいか、つままれている感じや切られている感じがわかってめちゃくちゃ痛い。
危ないから動かないでねって言われていたので動かないように頑張りましたが、
足はふるえていたし痛さの反動もあって動いてしまっていたと思います。
「はい、おわったよ」
ぶよぶよしたかたまり(痔)を4個くらい見せてもらいました。
こんな大きいものがあったのか、と思う余裕はそのときにはなくて、いまになってようやく思えるようになりましたね。
1時間ほど横になったら帰っていいと言われました。
麻酔が切れてから痛みのピークがくると言われたのですが、手術中からずっと痛みは変わらないままだったので、やはり麻酔が効いてなかったのかもしれません。
手術が終わったにも関わらず、精神的なショックが大きくて、しばらく涙が止まりませんでした。
わたしより若そうな看護師さんが「麻酔のあの痛さが何ともいえないですよね」って声をかけてくださって、一瞬でこころを許しました。
あの麻酔を経験している人とは全員とお友達になれる気すらします。
手術を終えて
今回、手術を経験して看護師さんの強さに感服しました。
人の心に寄り添うって強くないとできないと思うんですよね。
つらいときはひとりがいいと思ってきたけど、想像できないつらさを経験するときは誰かがいてくれるだけで安心することを知れたのは大きな収穫でした。
つらそうにしている人の手をにぎったり、体をさすったりするのは大切なことだったんだと身に染みて思いました。
わたしも少しは人の痛みがわかる人間になれたような気がします。
痔伝記はまだつづきます。
次回以降は、術前にやっておけばよかったこと、術後の様子について更新していきたいと思います。
よかったら遊びにきてくださいね。
それではまた!