あらさばいぶる

アラサー × サバイバル × バイブル

音大卒じゃなくても結婚式で演奏バイトはできる

結婚式場で演奏のアルバイトをやってみたい方向けに、わたしの経験談をお伝えしていきます。

 

ちなみに、わたしの担当楽器はバイオリンです。

ピアノなどの人気楽器は、この記事の内容が通用するかはわかりませんので、あしからず。

 

   

ブライダル演奏は音大卒じゃないとできない?

まず、音大卒または音大在籍中でなくても結婚式場での演奏バイトはできます。

実際にわたしは、水産を専門に勉強していた大学生でした。

 

  

 

ブライダル演奏するにはどうしたらいい?

 

紹介

実績がなければ、紹介がいちばんおすすめです。

わたしの場合は、大学オーケストラの先輩で演奏バイトをしている人がいたので、お願いして紹介してもらいました。

紹介後にオーディションを受け、合格したら採用です。

 

採用先は結婚式場ではなく、派遣会社になります。

1つの結婚式場だけでなく、複数の結婚式場で仕事をすることもあります。

 

 

ネット検索からの応募

つてがなければ、「結婚式 演奏 バイト」などとネットで検索をかけて、直接応募するのがいいでしょう。

求人がでているのは、結婚式場からではなく派遣会社のことがほとんどです。

 

 

声がかかることも

また、結婚式場で演奏の実績をつんでいくと、フリーランスとして直接声がかかることもあります。

 

これも紹介みたいなものですが、

一緒に演奏した人がほかの式場での演者をさがしている場合、声をかけられることがあります。

  

 

 

採用後の流れは?

演奏日時の決め方

採用されたら、演奏の依頼がメールでまわってきます。

 

わたしの所属していたところでは、

1ヶ月分の依頼が派遣会社をとおして演者全員に送られてきました。

入れる日時をメールで返して、シフトを組んでもらうという流れです。

 

 

演奏する曲は?

挙式での演奏

挙式の曲目は、式場で決められていることがほとんどです。

前もって楽譜をもらったことはなく、当日に初めて楽譜をみて演奏していました。

 

※挙式演奏はフリーランスとして声をかけていただいたことしかなく、

突発的だったため楽譜を事前にもらえなかったというのはあるかもしれません。

 

 

すべて楽譜通りに弾けばいいというわけでもなく、アレンジが必要になることもあります。

新郎新婦の入退場のスピードにあわせて、曲の終わるタイミングは毎回かわるからです。

中途半端にブツっと切れないよう、演奏者どうしでアイコンタクトしながらアレンジしてきれいに曲を終わらせます。

 

 

楽器演奏以外に、讃美歌をうたうこともあります。

なにも見ずに歌わないといけないこともあるので、事前に歌詞はひととおりチェックしておいたほうがいいです。

口パクでいいと言われたこともありますが、なんとなくの歌詞がわからなければ口パクもできません。

 

 

 

ロビー演奏

ロビー演奏というのは、挙式までの待ち時間のあいだに招待客に楽しんでもらえるよう、エントランスでする演奏のことです。

演奏者ごとに差がでないように、演者どうしで相談して、レパートリーを決めました。

10曲くらいを挙式がはじまるまで、エンドレスで演奏します。

演奏時間は1時間くらいなので、10曲だと2~3周します。

 

 

服装は?

服装は、自前のドレスです。

白以外の派手すぎず地味すぎないドレスで、パーティードレスを着ていました。

挙式では、専用ガウンということもあるようですね。

 

 

裏話 ~給料、共演NGについて~

給料は、同じ式場で同じ時間に働いていても「担当している楽器」や「だれと演奏するか」によって変わることがあります。

 

共演していたピアノ奏者はプロだけど、素人のバイオリン奏者のほうが給料が高いというのは実はよくある話。

わたしが住んでいた地域では、バイオリン奏者が常に不足している状態だったからです。

他ではなく、自分の式場にきてほしいという理由で、奏者への給料を上乗せするということがありました(もちろん、ほかの奏者の方には秘密です)。

 

 

 

共演NGというものが存在していて、その関係で給料が上がることも。

 

ある式場でベテランのフルート奏者の方がいて、だれもその人とシフトに入りたがらないということがありました。

とても気の強い方で、共演者のバイオリン奏者に嫌味を言うことが原因だったようです。

 

近い人でも高速道路を使っても2時間弱かかる勤務地で、場所も悪いこともあり、みなさんから仕事を断られると担当の方が困っていました。

時給7000円で、高速代もすべて出すので受けてほしいと言われ、喜んでお受けしました。

 

 

 

というわけで、住んでいる場所や楽器によっても採用条件は変わってきます。

特にわたしの勤務県では音大がなかったので、競合が少なく採用条件はかなりゆるかったと思います。

音楽でお金を稼いでみたいというかたに参考になればうれしいです。