自己肯定感を高めよう・他人基準の生き方をやめて自分も周りもハッピーになる方法
私はかつて自己肯定感が低く、自ら不幸になる選択をしていました。
自己肯定感が低いと、
『私には価値がないのに、なんでこの人は一緒にいてくれるんだろう。本当の私のことを知ったら嫌われるんじゃないか。』
と、一緒にいてくれている人を騙しているような感覚に陥ってしまい、自分も周りの人も辛い気持ちになってしまいます。
私の場合、自己肯定感の低さに気づいて改善することで、ワンランク上の挑戦ができるようになり、自分の可能性が広がりました。
他人からなかなか評価されずに辛いと思っている人は、自己肯定感を高めて毎日を楽しく生きてほしいと思い、この記事を書くことにしました。
自己肯定感が低いと自分も周りも不幸になってしまう
便利な人と思われて終わり
自己肯定感が低いと、自分で認められない代わりに他者から認めてもらおうとします。
必要とされたい余り、自分が嫌だと思う感情を押し殺して、尽くしてしまいますが、便利な人と思われて終わりです。
我慢をしているのに道具のように扱われるだけで、人として必要とされないので、承認欲求は満たされないままになってしまいます。
どこからともなく人を平気で利用する人たちが集まってきて、自分の価値に気づくことができずに、さらに自己肯定感が下がっていきます。
特にモラハラをする人たちは、自己肯定感が低い人のことが大好きなので、メンタルを吸い尽くされることになってしまいます。
人を傷つけてしまう
自己肯定感が低いと、褒められても素直に受け取ることができません。
他者から認められたいと思っているのに、他者に認められていることを認められないんですね。
褒めてくれた相手は、
『この人に何を言っても響かない、信用されていない』
と傷つき、自己肯定感の低い人から離れていきます。
また、他者の悪口を言うことで、自分の方が優位だと思い込み、安心しようとすることもあります。
しかし、何かを言ったところで現状は変わらないので、満たされることはありません。
それどころか、悪口は言った本人と聞いた人へのダメージが最も大きく、自分も周りも辛くなってしまいます。
自己肯定感を高めると自分も周りも幸せになれる
自分のことを認めることができる人は、他人のことも認めることができます。
他人の価値を高めても自分の価値が下がるわけではないことを知っているので、自分の周りの人のことを褒めることができるのです。
言葉には言った本人が最も影響を受ける力があるので、自分も周りも幸せになれるんです。
他にもこんなメリットが
- 周りに流されなくなる
- 都合よく利用されなくなる
- 一人の時間を楽しめる
- 他人と自分を比べなくなり、嫉妬しなくなる
- 友達や恋人といい距離感がつくれるようになり、自分の幸せを考えてくれる人からモテる
私が実践した自己肯定感を高める方法
まずやめたこと
テレビを見るのをやめた
テレビ大好きテレビっ子だったのですが、思い切ってテレビを手放しました。
理由は、3つあります。
1つ目は、目的もなく見てしまい、1日があっという間に過ぎてしまうこと。
2つ目は、負の情報が多くて、ネガティブな気持ちになること。
3つ目は、報道者やコメンテーターの意見に左右されてしまい、自分がわからなくなること。
テレビなしの生活を5年間続けましたが、家で一人でいる時間がまったく違うものになりました。
SNSをやめた
SNSのアプリをすべて消しました。
理由は2つ。
1つ目は、SNSを見ていると、自分だけ誘われていない集まりがあったことが判明し、
『なぜ私だけ誘われてないんだろう』と良くない理由を想像してしまうこと。
2つ目は、友人がいろんな人と仲が良さそうな写真をアップしているのを見て、
『自分はこんなにたくさん友達がいない』と比較して落ち込んでしまうこと。
近況が気になる友人は、SNSを確認するのではなく、直接連絡を取る方針に変えました。
自慢話をやめた
私は、恥ずかしながら、他の人に認めてもらいたくて事あるごとに自慢をしていました。
あるとき友人が、『そういう話はやめたほうがいいよ』と教えてくれて、はっとしました。
後からむなしくなるだけですし、聞いている方も気持ちのいい話ではないことに気がついたので、やめました。
誘いをすべてOKするのをやめた
断ったらもう誘ってもらえないんじゃないかという不安で、お誘いを受けたら、どうにか予定をこじあけて行っていました。
自分のことはまず自分が大事にできるようになりたいと思ったので、県をまたぐ移動が必要になるなど、自分の体力が犠牲になる誘いは断ることにしました。
よくよく考えれば、誘われなくなったら自分から誘えばいい話ですしね。
自己肯定感が低いと、自分から誘うということはまずできないのですが。
自分のことを知る
私は、どういう時に何を考える人間で、何が楽しいと思うのか、自分でまったくわかっていませんでした。
自分のことを認めるためには、自分のことを知る必要がありました。
一人の時間をつくる
私は、人目を気にしてばかりで、自分が思いのまま楽しむ方法を知りませんでした。
そこで、ひとりで旅行したり、ひとりで居酒屋に行くようにしました。
このとき気をつけたのが周りの目を気にしず、自分の思いのまま行動することです。
旅先や店先で、いろんな人と出会えて、知らない者同士だからこそ深く話せることもあるんだなと思いましたね。
友人との話とは違って、自分と向き合うことができる時間でした。
好きなものを見つける
私は、本も音楽も誰かからおすすめされたものしか嗜んできませんでした。
そうではなく、自分がいいなと思った本を読み、いいなと思ったCDを聴き、ひたすら自分の好きなものを探すということをしました。
いいものに出会えたら、『うんうん、いいよね』と自分の中で自分と会話をして自己肯定感を高めていました。
あとは、アパートのベランダでハーブを育ててハーブティーを作ったりと、とにかく趣味を増やしていましたね。
日記をつけて自分と向き合う
自分の気持ちを知るために、毎日日記をつけるのもよかったです。
気を付けることは、自分の考えを偽らずに赤裸々に書くこと。
後から客観的に見ることができて、自分の行動には理由があることを発見でき、自分を認めることに繋がります。
目標を立てる
なりたい自分をイメージして、目標を立てました。
当時は本を読んでいる人に憧れていたので、毎日寝る前に本を読むのを目標にしていました。
自分のことを認める
だらだらしたい自分を認める
だらだらして1日を過ごしてしまうと『今日も何もできなかった。自分はダメな人間だ』と虚しくなってしまいます。
でも、だらだらしてしまうのは、自分がダメなわけではなくて、疲れが溜まっているからだったりするんですよね。
「いやいや、そうは言っても自分は何ヶ月もそんな感じなんだよ」という人もいるでしょう。
そのからくりは、心が疲れてしまっているからです。
何かしないと!と思って、心が落ち着かないまま体だけ休んでいても、疲れはとれないんですよ。
試しに1週間、だらだらすると決めて、心のままにだらだらしきってみてください。
心もちゃんと休めることで、数日で自然と動けるようになったりします。
大学時代に教授に「若い時こそ1日のうちに1人でボーっとする時間をつくることこそ大事」だと言われたことがありました。
忙しく動き続けることで、経験をたくさん積めて、成長できると考えていた私は、これを聞いて衝撃を受けました。
『1人でボーっとしているときに、何をやるべきか見えてくる』
言われたときは、ピンとこなかったのですが、今では本当にその通りだと思います。
だらだらするのは、必要でいいことなんですね。
褒められたら否定せず、受け入れてみる
褒められてもお世辞だと思って、聞く耳を持ってこなかったのですが、褒められたら「ありがとう」と言って、いったん自分に落とし込んでみることに。
初めは抵抗がありましたが、受け入れていくうちに考え方が変わりました。
納得のいかない褒め言葉だったとしても、相手を嫌な気持ちにさせようと思って褒めてくる人はいないと思います。
そう考えると、言葉をかけてくれた人に感謝の気持ちが生まれますよね。
相手の言葉を認めることができて、認め方を知っていると自分のことも認めることができるようになります。
他者のいいところに目を向ける
周りの人のいいところを探し慣れておくと、自分のいいところも見つけやすくなります。
欠点はすべてポジティブに変換して考えることができるので、欠点の方が見つけやすければ、変換する訓練をするといいですね。
例えば、この人は出世のために上の人の媚びていて嫌だなと思うとします。
でも、誰かに媚びるのは、楽なようで結構大変だと思うんですよね。周りに嫌われやすいですし。
なので、『自分の決めたやり方を貫き通せる人で、すごいな』と考えるとかね。
これができるようになれば、大幅に自分を認める力が上がると思います。
実は、何もできない自分を受け入れる
頭ではいろいろ考えて、できているつもりになっていることってありますよね。
私は、よくあります。
考えるだけで行動しないと、できない自分に気づかないんですよね。
気づいたとしても
『でも、もうこんな歳だし、いまさらやるのもねぇ。失敗したら恥ずかしいし・・・』
と考えてしまいがちですよね。
でもね、1日でもはやくそこから脱却できれば、1年後には大きく変わっていることだってあります。
こんなこともできないのか、と思われるのが怖いですよね。
でも、認めてあげないと、10年たっても20年たっても何も変わらないままです。そのほうが怖いと思いませんか?
何もできない自分を認めることで一歩前進することができます。
今日が一番若い日だから、変化を楽しみながらこれから変えていけばいいんです。
最後に
ここまで書いてはきましたが、私は自己肯定感が高いとは言い切れない部分があるので、今後は自分なりのやり方というのを確立して、ワンランク上の自分を認める力をつけていきたいなと考えています。
一緒に自己肯定感を高めて、もっと生きやすい人生にしていきましょう。