外出自粛要請はコロナを収束させるためにしているのではないと思ってる
「感染が拡大するからGoToを取りやめるべきだ」という意見がありますが、
そもそも日本政府の新型コロナウイルスへの対応は、コロナの収束を目的にしていないと考えています。
できるだけ倒産を防ぐ対応を日本政府は選んでいて、
感染拡大を防ぐことを目的とした対応はしていません。
死者や重傷者もいるのになぜ、そんなことをするのか。
収束は、ワクチンがどうにかしてくれるという考えだからです。
コロナの収束に関しては、完全にワクチン頼りで、感染拡大を防ぐという意味ではそれ以外の手段で対応するつもりはないのでしょう。
ではなぜ、緊急事態宣言や外出自粛要請をするのか。
それは、医療崩壊を防ぐためです。
来年までにはワクチンが効果を発揮してくれるだろうという期待のもと、医療崩壊だけは起こらないように対応しているのです。
実際に緊急事態宣言や外出自粛要請は、感染者数を考慮していません。
重傷者が増え、病床がひっぱくしてきたときに出されています。
それならば緊急事態宣言はもう少し期間を延長して、終息させればよかった
そうすれば重傷者や死者も出ずにすむし、医療機関の負担も少ない
と思う人もいるかもしれません。
おそらく、外出しない期間を延長すれば終息はできたでしょうね。
しかし、それは国内だけの話。
海外から帰国予定の人(海外で失業した人も含む)を随時受け入れる必要があるため、外からの持ち込みは完全には防げません。
国によって対応をそろえることはできない以上、いったん終息したとしても、同じことが繰り返されるだけ。
なので、できるだけ日常生活を保ちつつ、ワクチンが全世界に出回るのを待つという選択をとったのでしょう。
日常生活を送れるように対応しても、他国からの入国制限をしている以上、
今までインバウンドに頼ってきた業種は倒産してしまいます。
実際にコロナ禍で倒産している業種の上位は、「飲食店」「ホテル・旅館」とインバウンドの恩恵を受けていたであろう業種です。
倒産が多い業種の緩和のために、GoToキャンペーンを取り入れているのでしょう。
旅行業界を救う目的としては、来年のオリンピックでインバウンドを盛り上げたいからというのも関係しているかもしれませんね。
▽コロナ禍で倒産している業種別件数
GoToについて賛否両論あるようですが、
旅行は1人ですればいいですし、2人以上でもぺちゃくちゃ話をしなければいいのです。
「飲食時にマスクをつけて会話をする」「公共交通機関ではできるだけ話をしない」といった決まりを私たち国民はお願いされています。
が、自分たちの都合のいいところだけ切り取って、旅行をする人・遊びに行く人がいるから問題なのです。
このことは、他の記事にもしていますが、(Go Toはコロナ感染拡大と関係がないと思う それよりもホームパーティーをやめたほうがいい - あらさばいぶる)
とはいえ、わたしはコロナが終息するまでGo Toは使いません。
複数人で旅行へ行く以上、
飲食店で会話をする時にマスク着用を友だちや家族に促せるとは思えませんし、
電車やバスでもおしゃべりをしてしまうことは分かっているからです。
決まりを守れないなら、旅行へは行かないほうがいいと考えています。
ーーー
話は戻りますが、
できるだけ日常生活を送ってほしい政府からすれば、
外出自粛要請をするのは、かなり緊急性が高いということ。
医療崩壊寸前ということだからです。
本来、「感染拡大を防ぐため」や「大事な人を守るため」には、
外出自粛要請が出されていなくても外出はしないほうがいいのです。
外出してもいいかの判断は、国からの指示待ちではなく、
私たち自身で考えていく必要があります。
1日でもはやくコロナの収束を目指したければ、自分たちが行動しなければなりません。
届くかわからない政治家たちへ意見を投げかけるのではなく、まずは自分の周りへ意見を投げていったほうがいいでしょう。
みなさんの周りでは、
飲食店(社食や学食も)での会話はマスクを着用しているでしょうか、
咳が出れば家から出ないが守られているでしょうか、
電車やバスでの会話が盛り上がっていないでしょうか、
もし守られていない人が身近にいれば、こうしたらどうかと提案することで守られる命はあるでしょう。
※ この記事の内容は、あくまで個人の推測に基づく考えです。