仕事で評価されたければ、アーティストを目指すといい
あなたの周りには、仕事ができるのに評価をされていない人はいませんか?
もしかすると、あなた自身がそうかもしれませんね。
そんな評価難民さんに必要なのは、アピール力かもしれません。
アピールできない人はソレオレ詐欺マンに利用される
会社で働いてわかったことは、自分の考えややっていることをアピールできないといけないということ。
アピールしないと仕事をやらない人と同じ評価になってしまうからです。
逆に仕事をしていなくてもアピールがうまければ、出世していく人はいます。
他人がやった仕事でも自分がやったと言えば、仕事をやったことになってしまう。
倫理観を疑いますが、そういう人は少なからずいます。
『言わなくても見ていてくれている人はいる』と言う人もいますが、 アピールしないと誰も見てはくれません。
私が言いたいのは、仕事をせずに出世しようということではなく、
ちゃんと自分の行った仕事や能力をアピールできるようになることが大切だということ。
仕事をする人はもちろん、仕事をしない人も適切な評価を受けるためです。
仕事で大切なのは表現力
とはいえ、急にアピールを頑張ろうと思っても、上手くいかないものです。
まずは、表現力を磨くことが大切。
恥ずかしがらずに自分の感性を表に出していく練習が必要になってきます。
報連相やプレゼンテーションなど、恥を捨てて積極的に行ってみましょう。
表に出すことで、ようやく周りからの反応が得られ、反応から改善を重ねることで、表現力を磨いていくことができます。
アーティストや作家の仕事も作品をつくって終わり、ではありませんよね。
作品を表に出していく必要があり、展示会やコンサートに来てもらうためのアピールも必要です。
仕事はやって終わりではなく、アピールも必ずするようにしましょう。
どんな小さなことでもです。
私が実践したアピール
① 「この仕事、私がやります」と言う
まず、新しくやりたい仕事・改善したい仕事があるとき、着手する前に上司に「私がこれをやってみたいです」と言うようにしました。
上司から断られることもありましたが、ここではっきりさせておくことで、先輩に振られた仕事を私がやるということはなくなりました。
② 毎月、時間を取ってもらって活動報告
私は先輩と2人で仕事をしていたので、この仕事は私が、この仕事は先輩がしたということが分かるように月毎に表にまとめて報告しました。
これをすることで、先輩が手柄を横取りすることは・・・なくなりはしなかったですが、少なくとも直属の上司にはソレオレ詐欺をすることはなくなりました。
私の失敗談 ~趣味と仕事の話~
私が、オーケストラに所属していた時のこと。
『周りの人に下手だと思われたらどうしよう』という気持ちから、かなり小さい音で弾いたり、自信がない場所は弾き真似をしたりしていました。
演奏に自信がなかったのは、家族から演奏技術に関して否定されるようなことを言われたからです。
もちろん、そんな弾き方では評価はされず、上手いのか下手なのかよくわからない人と認識されていたと思います。
それと同じで、仕事でも人が集まる場で絶好のアピールチャンスがありました。
誰も答えられないところで回答をするも、おもしろくないと思われたのか「それは言わなくていい」と嫌な感じで言われました。
たくさんの人が集まる場で、勇気を出して発言したのに否定されたことで、かなり自信をなくし、大勢の人がいる場で発言することができなくなってしまいました。
もちろん、あとから「あの回答でよかったと思うよ」と声をかけてくれた人たちはいたのですが、発言するのをためらうようになりました。
この時の仕事での感覚がオーケストラのときの感覚とまったく同じで、このままでは仕事もオーケストラの私と同じようになってしまうと危機感を感じました。
評価されたかったら、怖くても発言しよう。
表現していかないままだと、成長することもできない。
自分にしかできないものを創るには表現力が必要
まずは自分の感性を表現できるようになろうと思い、まったく練習できていない状態でもオーケストラでガンガン弾くように試みました。
すると、演奏することがすごく楽しくなり、周りにどう思われているかなどまったく気にならなくなりました。心なしかその方が、周りの人も楽しそうに見えました。
そして、表現することが前ほど怖くなくなり、仕事でも発言できるようになりました。
仕事でも趣味でも、ぶち当たる壁は同じで、どちらかを解決できれば双方ともの解決につながるんだ、とこのとき実感しました。
音楽活動で、未熟なうちに表現しておかなかったことの後悔が仕事で役に立つ日がくるとは。
評価されるということは、他の人がやっていないことをするということだと思います。
自分の思っていることや感じていることをどんどん表に出して、自分にしかできないものを創っていきたいですね。
頑張りましょう。